夜空と海雲のあわいに立つ着物美人が、掌に“手毬のような月”をそっと載せる——和の静けさとファンタジーのきらめきが同居する一枚です。紫の花柄ゆかた、えんじ色の帯、風に解ける帯揚げ。凛とした表情の彼女が導く視線の先には、澄んだ星空とさざ波の光。

コンセプト
「月は触れられる距離にある」——そんな空想を、和服の所作で可視化。
掌の月は“願いが形になる瞬間”のメタファーで、静かに輝く光は鑑賞者の心拍に合わせて明るさが増すようなイメージで描いています。
掌で転がる“手毬の月”。
紫の花柄ゆかたと群青の夜、風にほどける布の軌跡。
和とファンタジーが重なる瞬間を一枚に。
まとめ
掌の月は、願いの“たしかさ”を象る光。
静かな夜の気配、風にほどける布、やわらかな肌の艶——細部の積み重ねが、和の情緒と幻想性を同時に立ち上げます。気に入っていただけたら、ぜひ感想をお聞かせください。
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