竹林の奥へと続く細い道を、三姉妹はゆっくりと歩いていました。頭上には、夜空いっぱいに浮かぶ大きな満月。静かな光が竹の葉を透かし、足元の小道までやさしく照らしています。

長女は月の光を映したような黄色の着物、次女は風にそよぐ草花を思わせる深い緑、そして三女は夜空に浮かぶ月そのもののような赤い着物。三人がふと振り返るその瞬間には、ただ美しいだけではない、どこか懐かしくて温かな気配がありました。
まるでこの一枚は、夏の終わりの夜にだけ現れる物語の入り口。言葉を交わさなくても、姉妹の笑顔と月明かりだけで心が満たされていく、そんな幻想的な魅力を宿したイラストです。


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